宮川則子
宮川 則子
WEB制作 株式会社ブランディングメッセージ
「音楽を奏でるように、デジタルでビジネスを奏でる」
「音楽が紡いだ、世代を超えた感動」
声楽を学んでいる学生さんたちとのステージがとても懐かしく思い出されます。
あの経験が、今の仕事に強く影響しています。
現在、私はHP制作を生業にしています。
その中でも、自立成長型と言われるHPの制作をしています。
会社ではビジネスの仕組みやお金の流れなどを学ぶことが出来たのですが、ストレス過多で、2年で退社しました。
その後、個人のピアノの先生をしていたのですが、結婚して子育てが始まると、マンツーマンでのピアノ指導は、時間的に厳しくなりました。
そこで考えたのが、コーラス(合唱)の指導。
私は声楽も教えることが出来たので、一度にたくさんの方に指導できるコーラスは、時間の制約と収入の問題を解決することができました。
当時、母から無理やり?発足を促されたのが、全員がヨン様ファンのコーラス。
当時は韓国ドラマ「冬のソナタ」旋風が吹き荒れている時代でした。
ファンはファンを集めます…そのコーラスグループを、ヨン様のファンクラブと勘違いしてどんどん入会してきます…。
いつのまにか会員数は、なんと90名の大所帯に!
そしてこの、歌を歌うことが主な目的ではなくなってきたコーラスグループのモチベーションをあげるために、ステージで歌わせたいという想いを抱くことになります。
私は考えました…。
音大に通う音楽家の卵の学生達に生演奏を頼むのはどうだろう…。
若さ溢れる男子学生が演奏してくれる…、ヨン様のファン層であるコーラス会の女性たちの士気もあがるに違いない…。
この計画は、予想以上に成功します。
私の世代も入れると、親・子・孫の三世代が協力した発表会…いや、コンサート。
それは、音楽が紡いでくれた世代を超えた感動の時間となりました。
そしてこれが、音大の学生達との出会いでもありました。
卒業した若手の音楽家というのは、ホントに厳しい状況で活動を続けていることを知ります。
そんな若手のクラシック演奏家や声楽家を助けたい!
そこで、将来性のある音楽家をスカウトして、クラシックコンサートを開催することを始めました。
15年ほど前でした。Webの過渡期です。当時はまだ、しっかり学べば、自分で作ったHPでも結果が出せる時代。
独学で学んだ私のHPも結果を出します。
コンサートは盛り上がりをみせ、そして、個人にもファンができ始めます。
私の想いは少しずつ形になっていきます。
いつのまにか私は、音楽企画プロデューサーとして、奔走していました。
すると、才能が開花してくるメンバーが出てきて、そこにファンクラブができる。
そのファンクラブのために、ノベルティを製作・販売する。
事業として回り初めてきた頃、「しっかりとビジネスにしたらどうだ」とアドバイスをくれたのは、主人でした。
ところが、時間をかけてと準備をして法人化したところで、その主人が亡くなります。
公私を含めた精神的ショックで、しばらく地に足がついた生活ができませんでした。
しかし、このままではいけないと思い、活動を再開し始めた矢先にコロナに突入。
コンサートはすべて中止。ファンクラブも求心力がなくなり、自然消滅…。
このビジネスは、コロナの蔓延とともに、封印することになります。
「音楽に変わるモノ(仕事)…」
なにもすることがなくなった時、人は考えを巡らすものなんですね。
私も、たくさんの時間を考えに費やしました。
音大での専攻はピアノ、私はもともとピアノ講師です。
鍵盤をたたいて、「音」を「音楽」にするプロ。
その時、私の前には、鍵盤のようにも見えるキーボードがありました。
指先でたたくことは、嫌いではない作業。
ひとつ一つの文字を打ち込んでいくことによって、様々なことが起こります。
計算ができたり、文章が書けたりはもちろん、インターネットによって、それを世界に届けることができる。それは、ピアノ以上のものかもしれない…
独学で学んだHPの制作技術を生かして、私ができること。
それは、音楽を奏でるように、キーボードから世の中にビジネスを発信することでした。
「自ら磨いていくもの…」
若手の演奏家、声楽家を支援するために必要だったことは、HPを作る技術だけではありません。彼ら自身をどうやって表現するかでした。
プロデューサー時代、無名の若手演奏家コンサートのチケットを買ってもらうのは本当に大変でした。
無名を信頼してもらう事の大変さは身に染みています。
だからこそ、彼らには売れてもらいたかった。
ステージはスキルの発表の場ではない。お客様に自分の何かを伝えるために精進をして、高見を目指せ!と発破をかけ続けた覚えがあります。
ひとり一人の個性を強みに変えていくこと。それを表現すること。
その強みは、ファンを獲得し、ファンは彼らを良い方向へと宣伝してくれます。
それは、人を「ブランド」として確立する活動でもありました。
この経験が、私のHP制作の強みになっています。
その会社の個性を発見して、強みとして表現するHP。
お客さまとの打ち合わせは、ヒアリングではありません。
強みを確立するための「壁打ち」という表現がぴったりです。
その会社が、お客さまに伝える何かを発見するための壁打ち。
会社やビジネスのブランドを作るために汗をかく時間です。
若手を育て、発信してきたことが、私のこのやり方に間違いのない確信を与えてくれています。
HPは出来上がって終わりではありません。
私が制作する自立成長型のHPは、自分で作り上げていくことができるHP。
ブランドは、作ってもらうものではなく、自ら磨いていくもの。
私は、ブランドの作り方を教えることができるWeb制作者でWeb構築アドバイザーでもあります。
こんな思いでやってはいるのですが、よく言われることは、「丁寧に教えてくれてありがとう。これから事業を成長させていきます!」
私が作ってしまうのではなく、一緒に作り上げていくスタイルからかもしれません。
丁寧に作られた音楽が、人の心を動かすのと同じです。
「時流にあった専門性を磨く」
これが私のミッションです。
ブランドを表現する技術は、日々進化していきます。
あの当時、学生だった声楽家が有名になり、私を単独コンサートに呼んでくれました。
時代を読んだステージは、彼の人気を押し上げていました。
サプライズでステージに上げられた私。
彼からの感謝の意と、大勢の観客からの拍手の嵐に、ボロボロと涙を流してしまいました。
少なからず彼にチカラを与えることができていたことを知って、嬉しさがこみ上げてきました。
若き頃から、彼自信が磨き上げてきた個性は、今の時流をしっかりと味方につけています。
私も、私の強みを磨き続け、時流を読み、お客さまのブランドに協力していきたい。
社名である「ブランディングメッセージ」には、その想いがこめられています。
名前を言えば、誰もがその会社をイメージできるブランド。
さらには、名前がその時代を表すような、そんなブランドを、これからも作っていきたいと強く想っています。
事業所概要
事業所名 | 株式会社 ブランディングメッセージ |
---|---|
代表者 | 宮川 則子 |
所在地 | 〒165-0022 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー20F |
電話番号 | 03-4214-8338 |
FAX番号 | 03-4243-2280 |
メールアドレス | miyakawa@branding-message.co.jp |
ホームページ | https://branding-message.co.jp/ |
事業内容 |
|