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大西陽子

大西 陽子
司法書士

「商店街に相談所を作りたい、明るく終活の話ができたらいいなぁ…」

はじめまして。
司法書士の大西陽子です。
川崎市で陽(ひなた)司法書士事務所を開設しています。
主に、相続の登記の業務をしています。
それに関わる、高齢者の財産管理や遺言の作成なども行っています。
「就職難と消去法」

私は、この「司法書士」の仕事しかやったことがありません。
就職氷河期真っ只中で、大学を卒業。就職難を突破するために考えたのは、なにか資格を取るということでした。
勉強して資格を取れば就職できる…あとは、何の資格を取るかです。
取りたい資格や、やりたいことに繋がる資格を考えていくことが普通だとは思うのですが、私は逆の方法を取りました…消去法です。
士業の資格を見てみると…弁護士は合格まで時間がかかるから…無し…こんな感じです。
そのとき、士業の資格取得のチラシにのっていた「司法書士」の欄には、なかなかの収入。
意外とこんな理由から、私はこの司法書士という道に進むことになりました。

司法書士の試験は3回受験しました。
初受験は大学4年生のとき、そして卒業して2回目の受験。
その後、司法書士事務所で補助者として働き、3回目の受験で合格します。
そして、今、司法書士歴23年。
独立開業して、4年になります。
「今しかできないこと」

生れは四国の徳島県。
私は、3人姉弟の真ん中で育ちました。
いとこも多かったこともあって、目立たない存在でした。
親には、よくしゃべる子だったと言われます。
勉強も部活も頑張ってやっていた覚えがありますが、今思えば、それが自己アピールだったのかもしれません。

あまり目立つ子にはなれなかったのですが、頑張りぐせ?がついてしまったのか、けっこう成績は良い方でした。
なので、高校は行きたいところに行くことが…と言いたいのですが、当時の徳島市の特殊な高校制度によって阻まれてしまいます。
徳島市の高校入試は、総合選抜入試システムというものが採用されていました。学力レベルを徳島市の公立高校全校でいっしょにしたいという意向がはたらいています。
第一志望校を望むことはできるのですが、そのシステムによって振り分けられてしまうのです。
私にはショックな合格発表が待っていました。

しかし、このときのショックは、大学受験のときに私の味方になります。
どんなに勉強しても行きたいところに行けなかったという記憶は、今度は勉強すれば好きなところに行けるという大きなモチベーションにとって代わりました。
そして、第一志望の大阪の大学に合格します。
入学するとまず、突っこみかボケなのかを決められ、話をすればオチを求められる…さすが大阪だなぁと思いました。
いつも笑いの絶えない、ほんとに楽しい大学時代でした。
サークルはテニスサークルに入ります。
実は、私の高校はテニスの強豪校で、私はテニス部でしごかれました。
その時の顧問の先生から言葉で、今でも忘れられない言葉があります。
勉強と部活の両立が大変な時に言われた、「今しかできないことをやれ!」
大学でテニスをやっているときも、この言葉がいつも頭に浮かびました。
4年生のときの初受験から司法書士試験は、この言葉を胸に勉強した覚えがあります。
「すべては人とのつながりから」

司法書士に合格すると、いきなり仕事ができるわけではないので、研修制度があります。
同じ年に合格すると、研修がずっと一緒の仲間ができます。
地方に研修に行ったりすると、他の各県からも研修に来ている人達と出会います。
やっぱり、県ごとに塊になってしまいます。
そんなとき、大阪人の気質を利用して、「今日は神奈川に声かけて飲みにいこう!」なんてことをやっていました。研修とはいえ、楽しい思い出になっています。
今、仕事のことやそれ以外のことも相談できる存在は、そのときにできた仲間たちです。

大阪で3年ほど仕事をして、ここ川崎に引っ越したとき、印象に残っていることがあります。
それは、値切りから入る大阪と、値切らないけれど、値段が合わなければ、何も言わずに他に行ってしまう関東の考え方の違いでした
大阪の人は価格交渉ができるけど、関東の人はできないと感じました。
で、私…関西人気質が出てしまいます。
司法書士の仕事って、できあがるもの(成果物)が誰に頼んでもいっしょ…同じ「登記簿」ができあがるんです。
とても差を示すのが難しい仕事…なので私…価格交渉が超苦手💦
値切られる前に雰囲気を察して価格を下げてしまうことが、悩みのひとつでもあります。
今、相続登記のお客さまが多いです。
女性のかたが多いですね。
単純に、女性のかたは、男性よりも女性の司法書士のほうが訊きやすいのかなと思っていました。
ふと、相続の相談⇒相続するのは平均寿命が長い女性⇒だから女性が多い⁉なんていう図式を思い描いちゃったりしてますが、どうなんでしょう…?💦
私の事務所は、川崎の元住吉にあります。
駅前から、商店街が長く続く活気のある街です。
今、商店街の定食屋さんとコラボして、地域の方が自由に来て、集まれる場所を作りたいと考えています。
ずっと、商店街に相談所を作りたいと思っていました。
そんなところで、明るく終活の話や相談ができたらいいなぁ…。
一人の高齢者を支えるためのしっかりしたシステムを作りたいと思っています。
地元での交流が、いつしか仕事になっているような、そんな日々を想像しています。
「人の輪から広がっていく未来」

相談にのることが得意だし、好きです。
とにかくわかりやすく、専門用語は使わないようにしています。
それと、戸籍を読むことが得意です。
戸籍って、とんでもない量になるお客さまがいたりするのですが、ずーっと読んでいられます。
得意というより、戸籍を読むのが好きなんです。
ちょっとしたことを見つけた!みたいな歴史を感じることもできるんです。
例えば、離婚しても、同じ人と再婚してることって多いなぁとか…、
死別したあと、その兄弟と結婚してたりすることって昔はあったんだなぁ…とか。
戸籍の表面に書かれた事実だけでなく、その後ろの歴史や人の想いとかをこっそりと感じています。

私と関わった人が、法律的に困ることがないようにと考えて仕事をしています。
インターネットには、間違った情報があふれています。
間違ったことを選んでしまい、損をしてしまう人がいなくなってほしい。
一度知り合えば、いつでもなんでも相談していいよという気持ちでいますし、そういう対応を取っています。
お客さまとは、いつもLINE交換をしてます。
気軽なLINEでのやりとりから、仕事に繋がることもあるんです。
自分のまわりにいる人には幸せでいてほしい。
メールの返信は必ず当日。
相手の安心につながること。
そこから信頼が始まり、関係が深まっていきます。
いつでも相談していただける関係性。
困ったときに声をかけてくれる。
わたしと、その人から輪がひろがっていく。
世の中から困る人がいなくなる。
そんなことになると私の仕事がなくなるかもしれない…
でも、それって、とても良いこと。
私の仕事がなくなることは、とっても良い未来であるということ。
だから私は、今しかできないことをやり続けていく。
事業所概要
事業所名 陽司法書士事務所
代表者 大西 陽子
所在地 〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月1-33-32 4階
電話番号 044-379-8717
FAX番号  
メールアドレス info@hinata-shihou.com
ホームページ https://hinata-shihou.com/
事業内容
  • 相続登記
  • 生前贈与登記
  • エンディングノート作成補助
  • 遺言書作成  etc.