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相沢杏果

相沢 杏果
着付け師 楽美着付

「着物とはおもてなしのこころ」

私は現在、和服の着付けの仕事をしています。
結婚式や成人式などのセレモニー用の着付けを多く手掛けています。
着付けはもちろんなのですが、着付けを教える講師の仕事もしています。

子供の卒園式に着物で行きたいと思ったことが、この仕事をすることになったきっかけです。
以前から着物にはとても興味があったので、教室に通い、お免状を取得しました。
そこの教室の先生から仕事を手伝って欲しいと頼まれたことから、着付けが仕事になっていきます。

着物は、身体を筒形に形成して着付けることを基本とします。
凹んでいるところにタオル巻いたりするわけです。
そのとき、ふと思ったのです…「昔ってタオルなんてないよね…」。
それなのに、当時は着崩れもしないで、一日中、着物を着ていたわけです。
本質を追求する「引き算の文化」を大切にしてきた日本の考え方のなかで、今の着付けの仕方はどうしても納得ができない。なぜこうなってしまったのだろう。
試行錯誤をしながら、いろいろと考えたのですが、どうしても分かりませんでした。
「着付けの概念を変えるもの」

そんな時、ある先生を紹介されます。
紹介されたのは、着付けの先生ではなく、絹に詳しい先生でした。
ライフワークとして、絹に対することを調べている方。
和服の下に着るもの、いわゆる和服の下着として、絹で作られた「湯文字」というものがあるという事を教わります。
古来から伝わる着付けに使う下着。
太い所にタオルを入れるのではなく、細いところに合わせて、キリっと締める。
まさに、引き算の文化。
まさに「小股の切れ上がったイイ女」ができあがるのです。
身体の動き方を考えたその着付けは、着崩れもあまり起こりません。
自分で試すと、心地よいを通り越して、感動するくらい気持ちがイイ。
女性の体を考えた素晴らしい絹の下着。その着心地は着物の概念が変わるほどです。
まさに、日本の叡智を感じます。
今、目にしている和服姿は、本物ではない。
私はこの着付けを、たくさんの方にお伝えしたいと思いました。

「パンツを引き算する」

「湯文字」とはそれ自体が下着なのですが、パンツのような履く下着ではありません。
ある意味、ノーパンで着物を着ている状態という事になります。
最初はちょっと不安感もあるのですが、その気持ちよさに、すぐに慣れてしまいます。
絹というのは、もともととても通気性の良い素材です。絹を使う下着なので、腰回りの蒸れがなく、パンツを履くよりもとても清潔です。
そして、履いてないことから、腰回りがいつも緊張しています。その緊張によって、立ち居振る舞いも美しくなります。
着物を着ていると、人から見られることが多くなります。
その姿は、いちもく置かれることになるのです。
それは、自己肯定感を上げ、着ている人の自信につながります。
着物は、着ているだけで、健康になり、美しくなり、精神的にも良い影響をあたえます。
私の着付けは、着ている人のハートに火をつけることができるのです。

「着物とはおもてなしのこころ」

着物を着る時に考えること。
それは、自分のことではなくて、その姿を見ることになる相手のこと。
着物は人のために着る…。
例えば、暑い季節には、見た人が涼しさを感じるような色や柄を選ぶ。
着物を着るという気配りが、まわりからの無言の謝意につながる。
その姿が、もてなしの心となって人に伝わる。
着物には、美しい日本の文化が織り込まれているのです。

私がする着付けは、相手を想う着付け。相手を幸せにする着付け。
それは、その人の周りを幸せにし、それがひろがる世界とは、すべてが幸せな世界。
着物から、幸せな世界を作ることが私の夢です。

事業所概要
事業所名 古くて新しい着付けの概念 楽美着付
代表者 相沢 杏果
所在地 〒123-0857 東京都足立区本木北町9-5 フォーラム和光302
電話番号 080-5177-6562  (相沢直通電話)
FAX番号  
メールアドレス rakubikitsuke8@juno.ocn.ne.jp
ホームページ  
事業内容
  • 和服の着付け
  • 着付け講座開催 etc.