azi あぢ
イヌなで®
「動物たちは“そのまま”ということの素晴らしさを、いつも教えてくれる」
プロフェッショナルドッグセラピストとして、実践心理学に基づき、身体と心を癒す、ドッグマッサージとフラワーレメディーによる施術を行っています。
飼い主の方に愛犬の専属セラピストになって欲しいという想いから、それを教えるセミナーやセッションなどの活動もしています。
「無類の動物好きな私」
私は、小さいころから、動物…特に犬が大好きでした。
でも、親が転勤族だったので、飼うことはできないと言われていました。
そのため、捨て猫を拾ってきて世話をしたり、近所のワンちゃんの散歩をしたりすることで、なんとか自分の欲求を満たしていました。
散歩したワンちゃんを、自宅のお風呂に入れたりもしていました。
もちろん、お風呂は泥だらけになります。
帰宅した母から漏れる絶句と溜息を聞いたこと数知れず…。
交通事故で、道端で亡くなっている犬や猫、小動物を拾ってきては、可哀そうに思い、自宅の庭に埋めていました。
これにはさすがに溜息どころでは済まず、悲鳴を上げる母でした。
ところが、ある日から突然いなくなってしまいました。
母親から、保健所に連れていかれたことを知りました。
近所同士のトラブルに巻き込まれ、その解決のために理不尽に失われた命。
ものすごいショックを受けました。
悪くもない動物が、なぜ命を失うのだろう…。
なぜ、人間はトラブルを起こすのだろう…。
その答えを、心理学や哲学のなかに見つけようとした小学生時代。
生まれてきた時、悪い犬や悪い人はいないはず。
でも、なぜ、そんなことが起こるのかと疑問は尽きませんでした。
答えを求めて手に取ったユングの本が難しくて、理解できなかった悔しさを思い出します。
当時、今では考えられないくらい、ペットの地位が低かった。
でも、この事件があったからこそ、私は今、この仕事をしています。
大好きだったあのワンちゃんのおかげで、今、人と犬が幸せになるための仕事をすることができています。
「重なる想い」
成人式の話が出始めると、父が「二十歳の記念に着物を買おう」と言い出しました。
その頃、父は、もう転勤することがなくなっていたため、「そんなのいらないから、犬が欲しい」と言いました。
親としては、娘の着物姿を見たい気持ちはあったと思います。ただ、子供の頃からの娘の要望もずっと身に染みていたのでしょう、ついに我が家に犬がやって来ました。
シーズー犬のカプルスが、家族に加わりました。
名前は、当時、人気と実力のあったプロゴルファーの「フレッド・カプルス」からいただきました。
ただただ一緒にいることが嬉しくて…片時も離れたくなくて、大きなトートバッグにカプルスをいれて、いろんなところに連れて行きました。
幼少期から学生時代は、友達との記憶より、たくさんの動物たちと一喜一憂した想い出のほうが、はるかに多くあります。
実は、私は赤ちゃんのときにもらわれてきた養子です。
もちろんそれを知ることになるのは、ずいぶんと後になってからなのですが、直観的に本能でそれを感じていた心覚えがあります。
家族として迎えてもらったことを感謝しています。
愛情をもって育ててもらったことを、とても感謝しています。
ただ、この気持ちが、私のまわりにいたペットである、犬や猫たちに重なるところがあったのかもしれません。
なんとなく心に違和感のある子供時代…。
同世代の友達ではなく、動物たちとのかかわりを多く持っていたのは、近しい心とのふれあいを求めたから…。
家族として迎えてくれること、愛してくれることに、お互いの喜びを共有していたからではないかという空気を感じます。
それでもあの頃は、自分らしく生きていなかったと思います。
けれど、今、それ以上に、自分をしっかりと表して生きています。
それでいいんだという確信を持っています。
「あぢに訊け!」
最初に就いた仕事は、銀行員。
親の薦めでした。
結婚して、子供も生まれたのですが、心から笑うことができないでいました。
それは、自分らしく生きていなかったからだと思います。
子どもが生まれたあと、銀行に復帰します。
でもそれは、お金のための復職…ぜんぜん楽しくありません。
そんな中、銀行のロッカー室で雑誌のこんな記事を見つけました。
「犬を癒すドッグセラピスト」
「犬に癒しを与える」というところにものすごく惹かれました。
ドックトレーナーでもなく、獣医でもなく、トリマーでもないこの仕事こそ、私がすべき仕事だと直感的に思いました。
1年ほど悩み、フルタイムでの仕事、家事、育児と勉強と4足のわらじを踏むことを決意!家族にも理解してもらい、この学校に入学します。
銀行での仕事は続け、週末は学校にいくという生活を半年続けました。
子どもを保育園にあずけ、ときどき両親に助けてもらいました。
時間がなくて疲れが溜まってきます。
なにをやっても体を壊しやすい私だったのですが、不思議ととても元気に過ごせたのです。
身体を壊しやすかったのは、精神的なストレスが原因だったんだということがわかってきます。
やりたいこと、楽しいことであれば、多少の疲れなどにはビクともしない身体になるのです。
そして、卒業。銀行も円満に退社し、プロフェッショナルドッグセラピストとしての活動が始まっていきます。
「犬にストレスなんてあるの…」とか、
「犬にやるならわたしにやってよ…」とか、
「マッサージは洋犬でしょ、うちは和犬だから大丈夫…」とか…(汗)
人も犬も同じでなんです。
犬にだってストレスはある。犬も身体が歪むし凝る、加えて、心にもストレスを抱えるのです。
そして、親のストレスが子供に影響するように、飼い主さんのストレスも犬に影響を与えてしまいます。
犬だけでなく、飼い主さんのケアもしなければ、この問題に解決はありません。
実践心理学を勉強しているのは、そのためです。
小学生の頃、ユングの本を手にしていた記憶が、懐かしく思い出されます。
個人セッションでお悩みを訊いたりすると、「コーチング受けてるみたい」と言われます。
相手の気持ちを推し量りながら話すことが得意のようです。
洞察力をほめられることも少なくありません。
写真の撮影時に、その力が発揮されます。
動物の、ここぞという瞬間を撮るには、洞察力が必要なのかもしれません。
飼い主とワンちゃんが、最高に嬉しい瞬間が私に伝わってくるのです。
そんなことから、お客さんが集まってきます。
「ワンちゃんの悩みは、あぢに訊け!」皆さんの合言葉になっています。
「自分らしく」
この仕事を始めて15年。
2024年はじめに協会を設立しました。
今年51歳になります。
協会を立ち上げて、私に賛同してくれる方を集めて活動していきたいと考えています。
そこでは、テクニックだけではなく、犬とそのご家族が幸せになれるセミナーやセッションができる人を育てていきたい。
幸せな家庭が増えて、飼育放棄や虐待が一つでも減ることも目的としていきたい。
世界は人の集合体。
一人ひとりが「生きててよかったなぁ」、「幸せだなぁ」と思えるようになってほしい。
犬や猫はもちろん、人以外の動物たちは、すべて疑いなく、自分のままに生きている。
「そのまま」ということの素晴らしさを、いつも教えてくれる。
自分に正直に、自分のままに、自分らしく生きていく。
そこには、あなたにしかない、あなたらしい幸せが待っている。
事業所概要
事業所名 | 一般社団法人 イヌなでホリスティック協会 |
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代表者 | azi(あぢ) |
所在地 | 〒247-0006 神奈川県横浜市栄区 |
電話番号 | |
FAX番号 | |
メールアドレス | |
ホームページ | https://inunade.com |
事業内容 |
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