鎌滝美紀
鎌滝 美紀
ものと心の生前整理アドバイザー
「私の両親が私に残していった人生の使命」
私が直接対応するお客さまは、50代女性の方。
おもにその方の親御さんのために、親子で人生を整理するお手伝いをさせていただいています。
「生前整理」とは、元気なうちにあらかじめ自分の財産や身辺、持ち物などを整理することを言います。
親も子も後悔をしないための大事なこと。
生きた証を記録と記憶に残していく仕事です。
「死」という言葉がどうしても切り離せない仕事なので、お客さまとの信頼関係の構築をとても大切にしています。
現在、この仕事を始めて3年になります。
以前は、ファイナンシャルプランナーとして、生命保険の仕事をしていました。
人生のさまざまな機会や出来事を、「お金」という観点から計画する仕事です。
そんななか、立て続けに身近な人を見送る経験をしました。
見送るということ自体もとても辛い体験でしたが、それよりも、私に残る見送った二人にしてあげられなかったこと、その二人の想いすべてを私が受け止めていなかったことを、とても後悔しました。
そして、この後悔は回避が可能だったということが、さらなる後悔に繋がっていきました。
避けることができた後悔…
こんな想いを、誰にも負わせたくはない。
生前整理を仕事にしていこう。そう思った瞬間でした。
「人生の師」
最初の就職は、日本橋にある創業140年の老舗の会社でした。
場所柄、ステキなファッションでの通勤が仕事のモチベーションのひとつでもありました。
しかし私はファッションが苦手…
お洒落なコーディネートの仕方が分からなかったのです。
そんなとき、人には似合う色、パーソナルカラーがあることを知り、衝撃を受けます。
世の中には、お洒落な人もいれば、そうでない人もいる。
その理由のひとつに、自分自身の色がわかっていないということがあるという事実は、色を勉強することを決意するには十分な理由でした。
色彩検定の試験のために通っていたスクールで、ひとりの女性に出会います。
すでに、「色」で仕事をしているプロの方。ただ、仕事をしている中で「資格」という目に見える証明がないと不便なことが多いということで、このスクールに通われていました。
結局、私はこの先生の元で15年間研鑽を積み、色を自分の自信に変えていくことになります。
「色」とは目から入ってくる情報。似合う似合わないは、視覚から入ってくる情報の組み合わせと処理。それを論理的に説明ができる事実。
ただ、その色や組み合わせが「その人」に似合うかどうかというのは、その人の「心理」が入ってくる。
先生に就いた15年は、そこを学ぶ時間でした。さらにその時間は、自分ですら知らなかった「私」を、先生によって気付かせてもらった時間でもありました。
子供ながらに、早く大人にならなければと考える子供でした。
子供らしい子供でいられなかった環境。
何かが秀でなければいけないと思い続けていた自分。
それは、気付けば張りぼての「私」を作り上げていました。
いつも誰かと比べている私。
だからなのか、人のネガティブな気持ちを察する感度が高いと思っています。
こころの奥にある何かを発見する能力。
ひとのふとした横顔に見る真実…ざわッとしたものを見抜くチカラ。
体の弱かった母親の顔色を見ることで、その気持ちを推しはかることを経験してきたからかもしれません。
先生との時間は、自分の中にある「隠された色」を心の目で見極める時間でした。
「こんなこと言いたいんじゃないですか?」
私の持っているこのチカラは、生前整理を仕事としていくうえでは、無くてはならないものだと思っています。
お客さまと話している時、自分がこのお客さまのために何ができるのかを考えている時がとても好きです。
話を聞いて、相手の言いたいことを言語化していくことは、私の役目のひとつでもあります。
人は、自分のことはなかなか自分では表現できないもの。
そこを整理することで、相手に心地よい気付きを感じてもらえます。
会話の中から、相手の情緒を言葉にすることに喜びを感じます。
生前整理という言葉は、ネガティブな印象に捉えられがちです。
「今」ではないと、思われてしまう。
そういう時がきたら、お願いする人だと思われることも多くありました。
でも今、自分の経験をたくさんの方に伝えるようにしています。
言葉にして、自分の想いを伝える。
少しずつですが、共感してくれる人が増えてきています。
「今」ではないと思ってる人を、自分から探しにいく。
親と子が、自分のことを伝え切れる時間を作っていくこと。
生前整理という仕事が、すべての人に必要とされる世の中にしていきたい。
それが、私の両親が私に残していった人生の使命。
事業所概要
事業所名 | ものと心の生前整理アドバイザー |
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代表者 | 鎌滝 美紀 |
所在地 | 〒236-0043 神奈川県横浜市金沢区大川7-7-1015 |
電話番号 | 090-1761-8243 |
FAX番号 | |
メールアドレス | kamataki.minori@gmail.com |
ホームページ | |
事業内容 |
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