フォトグラファー
「美しさは、あなたがあなたらしくいると決めた時に始まる」
女性起業家さんの写真を多く撮影しています。
女性の飾らない魅力を切り撮ることを得意としています。
「想いは写真になっていく」
とにかく私は外にいることが好き。
部屋の中で、コツコツと作業をするのが苦手なタイプです。
幼稚園の時、父の日のプレゼントを作りましょうという企画がありました。
ビールの栓抜きを作ります…とは言っても、作るのは柄の部分。
ウサギの形の柄を作るキットでした…ですが、ウサギには、手や足や耳があります…めんどくさい。
私は早く作って、外に行って遊びたい! ということで、ウサギはダルマに変更…。
作り上げた栓抜きは、子どもながらに不評を買っていることがわかりました…。
そんないたいけな子が小学生になります。
自由奔放に育った子どもは、この6年で自分の正しさをしっかり言える少女に育っていきます。
正しいことを説き、わからなければ力に訴える…泣かせた男子多数(笑) そして、中学に上がります。
学校でもっともキツイと言われていたバレーボール部に入部。
朝から晩まで、土日もなくひたすらバレーボールと筋トレ、走り込みの日々。 自分で一度決めたことはやり遂げる!その一心で弱音を吐かず3年間続けました。
この部活での経験が、私に体力と忍耐力を授けます。
高校は女子高に進みます。
打って変わっておとなしく、平和な3年間をとても楽しく過ごします。
その平和な時間は、自分が自分でいることはなんだろう…と考える時間でした。
小学校の時、あの6年間で自分はどうやって変わることができたのか…。
自分一人で変わったわけではない…そこには良い先生との出会いというものがありました。
そして、そんな影響を与えられる先生になってみたいと思うようになります。
ところが、残念なことに学校の先生として、人に伝える力や理路整然と話す力が自分にはないことに気が付きます。
ならば…と同じ先生でも幼稚園の先生を目指します。
私は、短大に進学、資格を取り、そして幼稚園の先生に。
子供たちとの楽しい日々の思い出は、今でも私の宝物です。
そして、結婚。
仙台から東京に引っ越し、専業主婦としての生活が始まります。
今度は自分の子供との楽しい時間を過ごします。
そんな時、父から一眼レフをもらい受けます。
以前、父自身が使っていたもので、最近は使っていないとのこと。 子供たちでも撮ってみれば…という感じでした。
一眼レフという名前は知っていましたが、このゴツいカメラの使い方がわかりません。
ネットで調べてみると、とても良い感じの写真が撮れることはわかります。
ただ、撮影の仕方やテクニックまではわかりませんでした。
それならと、ある写真講座に参加します。
一通り、撮影方法を教わり、自分なりに撮っていると、だんだんと良い写真が撮れるようになっていきます。
もちろん、素人の域です。
「時間ではなく、らしさを切り抜く」
自分の子どもの良い表情が撮れたときは、「こんな表情をしているんだなぁ。かわいいな。」と日々無我夢中で余裕のない自分が見落としていたものに気づく瞬間でもありました。
子どもの写真を撮ることで、自分の母としての考え方が変わっていきます。
実は、私の子どもはすぐに手術をしなければならない状態で生まれてきました。
生まれたての赤ちゃんが、管に繋がれてる…それを見た人がポロっと、
「ちゃんと生んでもらえなかったのね」とつぶやいたのを聞いてしまいました。
母親としての責務が、そのときの私をがんじがらめにする瞬間でした。
それから私は、「すべてにおいて子どもが主体でなければいけない」という想いで生活をしていきます。どこかへ「自分らしさ」を置いてきた感覚です。
でも写真を撮り始めると、自分を嫌でも意識します。私は何をどんな風に撮りたいのか。
カメラを通して笑いかける子供…その子供を撮影しているのは、まぎれもない私の視点。
カメラという自分以外の視点を通すことで、そこに自分の視点があるんだということに気付かされます。
すべてにおいて子供主体…そうでなくていい。私の視点があるからこそ、子供はそのすばらしい笑顔を見せてくれる。
それに気が付いた時、写真を撮ることが、私の喜びになっていきます。
すると頭の中に、こういう写真が撮りたいという想いがいくらでも浮かんできます。
そしてどうしたら、そんな写真を撮れるのかを追求するのはとても楽しい時間でした。
写真を撮ることは、自分の「好き」という感覚と向き合う時間でもあります。
私は被写体のどこを素敵だと思っているのか、どう写したらその素敵なところがより伝わる写真が撮れるのか…そんな研究にのめり込んでいきました。
そんなとき、当時の先生が、「フォトグラファーと名乗りたければ、100人撮ってこい!」と号令を掛けます。
それは逆に、100人撮れば、フォトグラファーと名乗ってもいいということ。
私のスイッチが入ります。
どうやって100人を集めよう…とにかく声掛けするしかない。
すると、ある起業家の女性が私の想いに共感してくれて、協力してくれることに。
実際、その方からたくさんのご紹介をいただき、100人を達成することができました。
100人撮ったら何かが変わる…と思っていました。ですが、何も変わりませんでした。
ただ、周りから、いつまで無料で撮ってるの?と言われ始めます。
気持ちも行動も何も変わらないのにお金をいただくことに躊躇してしまう自分…
それはなぜなんだろう…、ふと、以前の未熟な写真を見直してみます。
もちろんテクニックは上達しています…でも、その未熟な写真がとても良いのです。
その人のここが好き!っていうところの瞬間を見つけて切り取る…それができている写真はテクニックを越えて、伝わるものがある。
写真はテクニックではなく、その瞬間にどれだけの想いの乗った指がシャッターを切るかなんだということに気付かされます。
切り撮るのは「瞬間」ですが、切り撮られるのは「らしさ」。
そして私は今、想いを撮影するフォトグラファーとして、「その人らしさ」を表す写真を撮っています。
「その解を見つける時間が仕事」
クライアントは女性起業家さんが多いです。
私の撮影は、カット数の制限を設けていません。
お話ししながら、その方の個性を綺麗に撮っていくというスタイルです。
そのスタイルが、女性の起業家さんに喜ばれ、次のクライアントに繋がっているのかもしれません。
とにかく、人を撮ることが好き。
クライアントから、撮影が楽しかったとよく言われます。
私は、ポージングの指導とかはしないんです。
その勉強はしたんですが、それを言えばいうほど、仕上がった写真が…らしくない。
ポージングは、その人の持っている個性を消してしまうんです。
なら、やめてしまおう…すると、写真がどんどん良くなっていきました。
話やすい、言いやすい、ダメって言われない雰囲気を作る。
私には、いい意味でフォトグラファーとしてのこだわりがない。
こうしなければいけないという、へんなルールを持っていないんです。
一緒に作り上げていく感覚を持ってもらえていると思います。
こうしてほしいではなく、どうですか?のように、お客さん自身に考えてもらう撮影スタイルだからかもしれません。
その人その人の正解があることを私は知っています。
その解をクライアントと見つけていくのが私の仕事です。
一緒にそれを発見していく時間、それが楽しくてこの仕事をしています。
「私は、自分に嘘をつかない」
状況はしっかりと自分で受け止めます。
それが素敵に年を重ねていくことに繋がると思っています。
年下の女性から羨ましがられます。
年を重ねることは悪くないよって、証明しているから。 女性が年を重ねることは、良いことだという証明。
これがたくさんの人に伝われば、元気な女性がどんどん増えていきます。
そんな女性たちが社会を明るくしていくことになると思います。
そしてそれが、とても素敵なことなんだとこのごろ考えています。
私が撮影を通して常に感じている事です。
「私らしくて好き」…撮影した写真を見るクライアントから、そう言ってもらえることがとても嬉しいです。
時には、猫背などの直したいクセを写真から見つける事もあります。
そんな時は今の自分を否定せず、「もっと素敵になれるポイントを見つけた!」と思ってもらいたい。
あなたらしい「素敵さ」の瞬間を、私が切り撮って伝えていくことをしていきたい。
事業所概要
事業所名 | フォトグラファー |
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代表者 | 新海 由佳 |
所在地 | 東京都・神奈川県等対応 |
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ホームページ | http://photo-yuka.com/ |
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