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望月京子
望月 京子
食生活改善ヘルシー料理研究家

「いつだって“本物の”仕事をする ~夫が残した言葉を胸に~」

はじめまして。食生活改善プログラマーの望月京子です。
20年に及ぶパティシエ人生において、本物志向を貫いています。
最愛の夫を亡くし、絶望から目を背けるかのように“命をかけて”働くこと10年。
更年期の時期と重なり、気がつけば心も身体もボロボロに…。
自分と丁寧に向き合った上での食事改善が、心身の回復には欠かせませんでした。
私が苦しいことを経験したのは、未来のクライアントさんの苦しみをわかってあげられるため––––。
心も身体も元気になった今、そう確信しています。
「夫は優秀なエンジニア。両親の働く姿も目に焼き付いています」

夫は、電線やケーブルを作る機械の設計に携わっていました。
会社のお抱えエンジニアとして重要な仕事を任され、10m級の巨大な機械をゼロから生み出しました。
その機械は日本とアメリカで特許を取得し、ボストンに輸出されています。
私はそんな夫を心から尊敬していましたし、ライバル心を育てられました。
幼少期はというと、私は和裁士の両親のもとで育ちました。
衣擦れの音や、父や母が糸を張って指で鳴らす「ピーン、パチンパチン」という音が子守歌代わり。
夫の母も、30歳を超えてから独学で保育の勉強をして免許を取得、大正琴やクラフトを教えるなど、活発に働く女性でした。
夫や両親に感化され、私は、36歳の時にお菓子の制作・販売、お教室を始めます。
夫の口ぐせは、 「一本筋を通せ!」「人をあてにして仕事をするな!」 「俺はやることはやった!だからお前も、お前にしかできない仕事をしろ!」 叱咤されながらも奮闘しました。
夫に見守られながら高みを目指すのが好きだったんです。
ところが、その夫が、49歳の若さで、突然息を引き取ります––––。

「喪失感から立ち上げた洋菓子店」

当時、私は48歳。二人の息子は、19歳と17歳でした。
寒さ極まる2月、長男は大学受験の真っ最中でした。
お葬式は試験日と試験日の間に…。
残された私たちの心は、破裂寸前でした。
––––––––喪失感。 ふと、夫が残した保険金の書類が目に留まります。
「このお金を、自分の楽しみだけに使ってはいけないな…。」 やることはやったと口にしていた夫。
でも、彼はまだまだ生きたかったと思うのです。
だから、“夫の命”と思って、夫から言われたことをやろう!
こうして、私は、起業を決意しました。
言ってしまえば、喪失感をごまかすためにハードなことをしたんです。
そうでもないと、自分を生かすことができなかったから…。
「世の中の人のために、おいしい物をつくろう!」 私自身と“夫”を世の中に生かそうと、命をかけた決断でした。

「日立の町に本物のお菓子を!全力で駆け抜けた10年」

こうして、2010年に洋菓子店を自宅にオープン。
庭に10坪の工房を建て、業務用オーブン、冷蔵庫、ミキサーなど、プロ仕様の道具を設えました。
夫が残してくれたお金で、惜しみなく設備投資をすることができたのです。
スタッフは5~6名からスタート。
私の尊敬する先生に懇願して、スタッフの教育のために7年ほど工房に通ってもらいました。
「日立の町に本物のお菓子を届けたい!」 朝6時に厨房に入り、夜は23時まで。
5年目からは長男も参画し路面店へも進出、スタッフは16名を抱えるまでに。
日立製作所の10事業所をはじめ、郵便局、茨城空港、茨城県庁、茨城マルシェなど、大手企業や茨城の主要機関との取引もあり、『街の洋菓子屋さん』として親しんでいただきました。
経営はというと、実は開業から6~7年目に材料費の高騰や雇用、売り上げの厳しさから苦戦を強いられました。
正直なところ、息子の人生をダメにしたのではないかと思う時期もありました。
けれども、「日立を代表する土産物を!」 この熱い想いと試行錯誤の末、ヒット商品が誕生しました!
その一つが、日立の町を煙害から守ったシンボル「大煙突」にちなんだフィナンシェ(スティックケーキ)。
町の「桜」をイメージした味や色、そしてパッケージ開発も手がけました。
折しも、新田次郎著『ある町の高い煙突』が映画化され、モデルとなった日立が大盛り上がりに! 私たちのフィナンシェ「ひたち大煙突」は、半年で2万5千個も売れました。
「母さん、僕は鼻が高かったよ。」 同窓会で同級生から当時のことを褒められ、次男が誇らしげに私に告げました。
私の想いが町にしっかり届き、達成感のある10年間でした。

「やるだけやった!事業譲渡の決断と、新たな夢」

いかに地元に還元するかを考え走り切った10年目の2020年、お店の事業譲渡を決意しました。
表立って働く裏側で、多忙とストレスから自律神経が乱れ、自分をコントロールするのが難しいと感じる場面もあったのです。
自分の身体はいつも二の次でしたから…。
ある日、人間ドッグで腸を調べると、握りこぶしのような塊がいくつもありました。
腸がしっかり働いていなかった証拠です。
そんな時、『健やかに生きる』の著書、松宮 隆(マツミヤ リュウ)先生のメソッドに出会います。
先生は、医者では治せないいくつもの癌を克服されています。
酵素や土壌菌を取り入れたり、断食をしたり。
伴走してもらいながら食事改善に取り組みました。
すると、当時増えてしまった体重を落とせたと同時に、メンタルが格段に安定しました。
さらに、大切なことに気がつきます。
「自分が整っていないと周りを満たすことができない。」 私が苦しい経験したのは、未来のクライアントさんの苦しみをわかってあげられるため。
これからは、食事改善メソッドや、スーパーヘルシーフード、罪悪感なく食べられるお菓子のレシピ考案などを通じて、シングルマザーの方や、苦労をされている方に届けたいです。

さらに、こんな夢もあります。
洋菓子店時代に開発した「円満かすていら」。
ある年の郵便局の企画「ふるさと小包便 関東特産品」で20社中2位を獲得した、もうひとつのヒット商品です。
縁起物として結婚式の引き出物などにも大人気でした! “洋菓子の手法”で作るこの特別なカステラのレシピを、新たな担い手に引き継ぎたいのです。
これから先は、私自身がどれだけ自分にコミットできるか。
30~40代を懸命に生きた夫の魂の言葉を胸に、私が実体験したものを伝える。
本物を、丁寧な指導で届ける––––。
それが、私にしかできない仕事なのです。
事業所概要
事業所名 料理研究家
代表者 望月 京子
所在地
電話番号
FAX番号
メールアドレス
ホームページ https://ameblo.jp/lucky2024-kyoko/
事業内容
  • 食生活改善ブログラム
  • おからこんにゃく料理 オンライン体験レッスン  etc.